レイアウト制作のヒントVol.3
今回はレールの取り付け方を説明します。
重要なポイントは
- 〈KATO製ユニトラック〉というレールの〈複線タイプ〉を〈全長310ミリ〉になる組み合わせで使うこと。
- レールの道床が台の正面から〈38ミリ〉になる場所へ平らに取り付けること。
- レールの道床の両端が〈1ミリ程度ずつ〉台からはみ出していること。
の3点です。
この3点が守られていないと他のモジュール(台)とつなぐことが難しくなってしまいます。
まずはレールを選びましょう。
KATOの複線直線線路を以下の組み合わせで購入してください。
- KATO 複線直線線路248mm〈WS248PC〉(2本入り)
- KATO 複線直線線路62mm〈WS62PC〉(2本入り)
もしくは
- KATO 複線直線線路186〈WS186PC〉(2本入り)
- KATO 複線直線線路124mm〈WS124PC〉(2本入り)
ネットで検索すると販売先がすぐに見つかると思います。
大体500円くらいが相場のようです。
どれも2本入りなので、モジュール2台分です。
今回は
- KATO 複線直線線路186〈WS186PC〉(2本入り)
- KATO 複線直線線路124mm〈WS124PC〉(2本入り)
の組み合わせを選びました。
2本ずつ入っています。
レールが2組走っているので〈複線線路〉です。1組のタイプは〈単線線路〉と呼びます。
金属のレールが走っている方が〈オモテ〉無いほうが〈ウラ〉になります。
グレーのプラスチック部分を〈道床(どうしょう)〉と呼んでいます。
レールのウラに穴が2つ見えるかと思います。
本来はここにドリルなどで小さな穴を開けて釘で台に道床を打ち付ける方法が固定がしっかりできるのでオススメですが、ここではより「お手軽」な方法として接着剤を使用した取り付け方を紹介します。
釘を使った固定方法のほうが耐久性はあるので、ドリルをお持ちで工作が得意な方はチャレンジしてください。
まずは、2本のレールをつなげましょう
製品の裏に説明があるのでそのとおりに組立ててください。
レールを組み立てたら台のレールの取り付け位置に目印を書きましょう。
台の正面から〈38ミリ〉に印をつけて
反対側にもつけます。
両端の印をつなげて線を引きましょう。
台の正面から38ミリの所にエンピツの線が引けました。(見えづらいですね、、)
その38ミリの線にレールの道床を合わせて反対側にもレールを定規代わりにエンピツで線を引きましょう。
エンピツの線と線の間(レールを取り付ける真裏)に接着剤(スーパーX)を塗っていきます。
写真ではわかりやすく全体的に塗っていますが、レールの裏が台に接触する部分にだけ塗った方が節約になります。
塗り終わったらレールを線に合わせて貼り付けましょう。
この時、台の幅が308ミリなので、レールの道床が1ミリくらいずつ台よりはみ出すと思いますが、それが正解です。
しっかり押さえつけます。
奥から
真ん中
手前もしっかり押さえつけましょう。
ステンレス定規(定規の端から目盛りが始まっている定規)があれば台手前端からの距離が〈38ミリ〉になっているか確認しましょう。
奥
真ん中
最後に手前を確認。
ズレが無いことが確認できたら上から重石(台の組み立ての時に使った電話帳などが良いと思います)を置いてしばらく(1時間位、完全硬化は24時間)待ちましょう。
接着剤が乾いたらモジュールの完成です!
これがT-TRAK規格のシングルサイズモジュールになります。
※T-TRAK規格ではフィーダーと呼ばれるレールに電気を供給する線路を付ける事が好ましいです。お詫びして訂正をいたします。
本公募展では「制作のしやすさ」の観点からフィーダーの取り付けを〈任意〉とさせていただいていますので、フィーダー無しのモジュールも審査対象の作品としてご応募頂けます。
「鉄道模型モジュールLAYOUT AWARD」はこのシングルサイズのモジュールの上に制作されたレイアウトの公募展になります。
モジュールレイアウトは「みんなで持ち寄り、つなげて楽しむ」ことができるのが最大の魅力です。
ぜひ、皆さんにたくさんの作品を出展していただき、すべてのレールをつなげて巨大レイアウトを組みたいと思っています。
審査の対象からは外れてしまいますが、シングル以外にもダブルサイズやトリプルサイズ、コーナーも出展可能とさせていただきます。
不明な点などはメールで気軽にお問い合わせ下さい。
皆さんからのたくさんのご応募をお待ちしています!!