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ワークショップレポート「錫の豆皿づくり」

最近の寒さにはまいりますね。

風邪をひかぬよう気をつけて下さいね。

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さて11月25日、26日に開催しました、ワークショップの様子をお届けいたします。

いつも大好評をいただいている「錫の豆皿づくり」を開催しました!

今回でなんと3回目になります!

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いつもの丸いお皿に加え、お花の形や四角や五角形など、いろいろな形をご用意しました。

錫を溶かして板を作る鋳造(ちゅうぞう)と板を金槌でたたいて形を作る鍛金(たんきん)という技法を豆皿を作る工程で体験できます!

今回も使用した錫は融点が232度と低く、ご家庭にあるお鍋で簡単に溶かすことができます!

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まずはどの型にするかを選びます。

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溶けた材料を型に流して固めることを鋳造(ちゅうぞう)と言います。

木枠と半紙を鉄板ではさみ、隙間から木枠の型に流し込みます。

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ドロっと湯口から溢れ出てくるまで、溶けた錫を流し込んでいきます。

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型から板を外すと、鋳造をしたものには必ず溶けた金属のところに余分な部分が残ります。

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これを湯口「ゆぐち」と呼びます。

湯口をハサミでカットすると「バリ」と呼ばれる尖った部分が残るので、

ヤスリで削り落とします。

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次は、金槌で槌目(つちめ)と呼ばれる模様(アルミの鍋みたいな模様)をつけていきます。

板を回転させまがら、中心から均等な間隔で叩いていきます。

3回ずつリズムよく叩くとうまくいきます!

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1周目は板全体に槌目をつけ、2周目は形を整えながら叩いていく感じです。

今回は色々な形があったので回して叩く作業は難しかったと思います。

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自分好みの形に整えたら、叩くのは終了です!

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お皿の表面についている汚れを「ピカール液」と呼ばれる研磨剤で磨き落とします。

ゴシゴシ根気よく磨くとお皿の表面はピカピカになります!

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磨き終わったら、研磨剤を食用洗剤で綺麗に洗い流します。

錫は柔らかい素材なので、スポンジで洗うときは必ず柔らかい方で洗って下さい!

硬い方で洗うと傷がついてしまいます!

 

お皿の表面が曇ってきたら、粒が入っていない歯磨き粉を使うと簡単に磨くことが出来ます!

お試しあれ!

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皆さま素敵なお皿に仕上がりました。

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切り取った湯口を箸置きにするそうです!可愛い!

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今回最速でお皿を作り上げたY様。

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